【費用が安いだけではダメ】債務整理で失敗しない弁護士や司法書士の選び方・探し方
借金の相談したいけど有利にすすめたい!と考えている人も多いでしょう。
弁護士の中には経験も無いのにとりあえず受注してめちゃくちゃにする法律家もいます。
そんな失敗をしないように、債務整理の弁護士の選び方を解説します!
全国に6万人以上いるといわれている法律家の中から自分にとって最良の弁護士や司法書士を探すのって非常に迷いますよね。
探すことができてもほんとうにこの法律家でいいのか、どうしても不安がつきまといます。
債務整理に強い弁護士や司法書士の見分け方でもっとも重要なのは
「いかに相談者の借金を減らすことができるか」
「複雑な案件に柔軟に対応できる実績と経験があるか」
のこの2点です。
非常にシンプルです。
「費用が安いから覚悟を決めて相談したのに借金額があまり減らなかった」ではただ弁護士が儲かるだけです。
テレビCMでは
「女性が対応」
「何度でも無料相談」
などいろんな切り口を考えて、相談する敷居をできる限り低くしています。
それも大事なのですがそれよりも
「返しきれない債務をどれだけ減額できるか」
「離婚問題など借金にまつわる問題以外も解決できる実力があるか」
が肝心なのです。
これから複数の法律家と話し合う方もおられると思いますが、雰囲気にのみこまれず、冷静になって見極めましょう
ここでは債務整理で失敗しない弁護士や司法書士の選び方を説明します。
こんな事務所はスパっと断ろう!一番ダメな事務所のパターン
これをやる事務所はダメという見極める方法があります。
それは
「最初から最後まで事務員が対応する」
ことです。
事務スタッフが多くいる事務所がダメといってわけではありません。
たとえ簡単な借金問題でも弁護士が自ら事情を聞いて解決案を立案することが一番重要なのです。
債務整理の方針でさえ事務員がやってしまうという事務所がもっともキケンです。
事務所の規模の大きさはまったく関係なく、いかに「本気で債務者の気持ちにたってくれる慈悲深い法律家なのか」が一番見るべきポイントです。
忙しくて手が回らないは理由にならない
いくら猛烈に忙しいくても弁護士が資格を持っていない事務員に仕事をすべて丸投げするのはいけないと法律で決まっています。
これを「非弁行為」というのですが過去にもこれが原因で懲戒処分を受けた有名な事務所がいくつかあります。
債務整理を得意としている法律家の中でも小規模のこじんまりとやっている事務所と全国展開している大規模な事務所があります。
これは借金問題は弁護士業務の中でも「大量生産」しやすい分野ということもあるからです。
日本にいくつかの事務所をもたれていても相談者の立場に立って全力で取り組んでいくれる法律家も実際いますし、1人でやっているような個人事務所でも適当な法律家は存在します。
規模が小さいか大きいかは関係なくどれだけ細かいことでも最良の具体策を提示してくれるのかがキモです。
相談当初からマニュアルどおりの対応しかしないとなると相談するこちら側が不安になるんです。
私たちは有能な弁護士に借金整理をお願いしたいのです。
悩まれている方の中には切実な離婚問題が絡んでいる人もいるかもしれません。
会社経営されていてより難解な借金問題を抱えているケースもあるでしょう。
真剣な内容だけに代表の弁護士や司法書士に直接話を聞いてもらいたいと思ってるはずです。
常に経験ある法律家が関わっていないとベストな借金整理は100%できません。
「どんな些細なことでも先生が答えてくれない」
そんな事務所とはキッパリ手を切りましょう。
借金整理の成功率が高い弁護士や司法書士を見極めるコツ
といっても
どうやって債務整理の実績を判断して信頼できる法律家を探せばいいんだ?!
と思われているかもしれません。
債務整理の案件を取り扱っている法律家は山ほどいます。
弁護士・司法書士歴が長いのは目安になる
だれもが初めは新人時代を経験してベテランになっていくわけですが経験値は重要な要素です。
フットワークの軽さややる気は若手ならではですが、債権者の強硬な取り立ての対応や極限まで借金の減額交渉できるかなど不安は隠せない部分はあります。
やはり借金減額の交渉は経験年数ではなく経験値がモノをいいます。
目安は債務整理を扱って10年以上でしょうか。
とくに債務整理に特化して受任してきた事務所は安心して依頼できます。
参考までに弁護士の経験年数がわかる早見表を記載しておきます。
弁護士の登録番号は、日弁連ホームページの弁護士検索ページでカンタンに検索できますよ^^
弁護士経験年数 早見表(2018年4月現在)
弁護士経験年数 | 登録番号 | 修習期 | 弁護士経験年数 | 登録番号 | 修習期 |
70年 | 5251~ | 1期 | 36年 | 18291~ | 35期 |
69年 | 5392~ | 2期 | 35年 | 18743~ | 36期 |
68年 | 5603~ | 3期 | 34年 | 19161~ | 37期 |
67年 | 5835~ | 4期 | 33年 | 19588~ | 38期 |
66年 | 6078~ | 5期 | 32年 | 20037~ | 39期 |
65年 | 6263~ | 6期 | 31年 | 20485~ | 40期 |
64年 | 6498~ | 7期 | 30年 | 20962~ | 41期 |
63年 | 6720~ | 8期 | 29年 | 21448~ | 42期 |
62年 | 6908~ | 9期 | 28年 | 21949~ | 43期 |
61年 | 7168~ | 10期 | 27年 | 22416~ | 44期 |
60年 | 7447~ | 11期 | 26年 | 22912~ | 45期 |
59年 | 7716~ | 12期 | 25年 | 23371~ | 46期 |
58年 | 7991~ | 13期 | 24年 | 23877~ | 47期 |
57年 | 8311~ | 14期 | 23年 | 24453~ | 48期 |
56年 | 8634~ | 15期 | 22年 | 25107~ | 49期 |
55年 | 8974~ | 16期 | 21年 | 25761~ | 50期 |
54年 | 9355~ | 17期 | 20年 | 26427~ | 51期 |
53年 | 9789~ | 18期 | 19年 | 27091~ | 52期 |
52年 | 10292~ | 19期 | 18年 | 27748~ | 53期 |
51年 | 10791~ | 20期 | 17年 | 28497~ | 54期 |
50年 | 11267~ | 21期 | 16年 | 29408~ | 55期 |
49年 | 11782~ | 22期 | 15年 | 30348~ | 56期 |
48年 | 12320~ | 23期 | 14年 | 31381~ | 57期 |
47年 | 12844~ | 24期 | 13年 | 32581~ | 58期 |
46年 | 13507~ | 25期 | 12年 | 33724~ | 59期 |
45年 | 14013~ | 26期 | 11年 | 35165~ | 60期 |
44年 | 14509~ | 27期 | 10年 | 37429~ | 61期 |
43年 | 15050~ | 28期 | 9年 | 39704~ | 62期 |
42年 | 15535~ | 29期 | 8年 | 41985~ | 63期 |
41年 | 16028~ | 30期 | 7年 | 44085~ | 64期 |
40年 | 16452~ | 31期 | 6年 | 46237~ | 65期 |
39年 | 16899~ | 32期 | 5年 | 48314~ | 66期 |
38年 | 17318~ | 33期 | 4年 | 50339~ | 67期 |
37年 | 17811~ | 34期 | 3年 | 52212~ | 68期 |
ごくまれですが病気や留学などで弁護士登録を一度抹消して再度登録する弁護士さんもおられ、この場合は番号は新しくなります。
実際は債務整理の経験が豊富だったということがあります。
また、裁判官になるときなどは弁護士の資格を持ったままではいけないので一度抹消する必要があります。
さらに一度懲戒免職になった弁護士が、再入会を認められたときも登録番号は新しくなります。
もし相談してみたい弁護士の経験年数を調べたいのであれば参考にしてみてください。
最低でも1000件以上の実績は必要
経験値が必要だと言ってきましたが
債務整理でもどんな案件を手がけてきたかも大切なポイントです。
債務整理の中でも
個人の借金問題に取り組んできた
のと、
会社や自営業をされている方の借金整理を取り扱ってきた
法律家では、同じ債務整理でも手続きが全く異なります。
会社だと民事再生や会社更生法など会社独自の知識が必要ですし、個人だとクレジットカードやサラ金について詳しくなければなりません。
また離婚や相続など借金問題にかかわる案件も解決してきたも重要な判断材料です。
借金問題以外の相談を具体的にどれだけ解決してきたを調べるのは難しいです。
その目安として債務整理の実績が1000件以上あるかどうかで判断できるのではないかといわれています。
料金設定が明白か
費用がどのくらいかかるのか具体的に提示しない事務所はさけましょう。
ホームページで費用をきちんと記載していたり、こちらが聞いたら明示してくれる法律家が理想です。
テレビに出ている弁護士は実力のある人ばかりが選ばれているとも限らない
最近のテレビはタレントでも芸人でもない人がバラエティ番組でレギュラーのポジションに座っていることが多いのですが、
弁護士についても、「美人弁護士」「人権派弁護士」など、ジャンル分けされた上でテレビ局の都合によって便利に使われる傾向にあります。
弁護士なのに美人とか、弁護士なのにこんなコメントをするとか、要するにテレビ的に面白いものを見せることが目的なのであり、
必ずしも学術的に素晴らしいコメントが求められているわけではないということです。
ぶっちゃけていいますが、このようにテレビ出演している弁護士は実力のある人ばかりが選ばれているとも限りません。
テレビ局が知っている弁護士の数などはたかが知れているでしょうから、たまたま知人の関係で知り合った弁護士を使っていることもありますし、
手近で使いやすい人を出しているだけなので、実力との相関関係はほとんどないと思ってもよいでしょう。
むしろ、メディアへの出演が多い弁護士は、本来の業務に費やす時間や改正された法律を学ぶ時間を思うように割けないため、実力をつける機会が減っているともいえます。
番組の中で自分が携わっている業務についてのコメントを求められることばかりではないですし、
まったく関係のないことで馬鹿騒ぎに加わるだけということもあります。
そういった事務所に手続きを依頼しても本職はほとんど出てくることがなく、
ほぼ事務員の対応だけで終わってしまうこともありますので、
テレビに出た弁護士というだけで飛びついてしまうとまったく期待はずれになる危険性があります。
バラエティ番組に出ている弁護士はどうよ?
テレビのバラエティ番組に出演している弁護士さんをよく見かけますよね。
有名なのが「行列のできる法律事務所」というテレビ番組で、元大阪市長の橋元徹氏が出演されていた番組です。
司会は
お笑い芸人の明石家さんまさん
雨上がり決死隊の宮迫博之さん
フットボールアワーの後藤輝基さん
東野幸治さん
が交代でつとめています。
決してテレビに出ている弁護士が良いとは限りません。
こういうと怒られそうですが、やはり同業者から見ると本業をおろそかにしているとみられがちです。
番組側からすれば、頭のいい弁護士がいじられるというギャップを楽しめるので
面白いコンテンツができ視聴率をとれるというメリットがあります。
弁護士からしても、知名度があがるので、出演するメリットがあります。
借金の相談をする側からするととくにこれといったメリットは見つかりません。
テレビに出ていて顔を知っているからと言って過信しないことが大切です。
ニュースや報道番組に出ている弁護士はどうよ?
ニュースのコメントを求められる弁護士は、かなり経験や実績を積んでいる弁護士です。
借金や離婚、交通事故など何かしらの専門分野で経験のある弁護士でないとなかなか出演できません。
ただ弁護士がテレビ側が都合のいいようにコメントしているという可能性はぬぐえません。
同業者が見ると「何を言ってるのだ?」と思うときがあるそうです。
結論として、知名度を弁護士選びの基準にしてはダメです。
弁護士という本業があるかたわらテレビにも出ているということは、
必然とメディアに出ている時間の分、本業の経験値が積まれないのは間違いない。
忙しすぎて受託した事件を放置してしまい、報酬だけ請求されたということで懲戒請求された弁護士もいます。
最近では大渕愛子弁護士の懲戒処分 着手金不当受領がニュースになりました。
依頼者の側も、有名だという事実だけにとらわれず中身を見ることが必要であり、実際には相談してみないと実力がはっきりとわからないことを認識しておかなければなりません。
債務整理に強い弁護士・司法書士まとめ
・借金額を徹底的に減らしてくれる
・法律家自ら解決案を提示
・借金問題に特化している、または経験と実績が豊富
実際に事務所まで、ボイスレコーダーを持って取材に行った事務所もありますので信頼度は高いと自負しています。
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CMでおなじみのアヴァンス法務事務所。
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金井 一美先生は
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大阪大学法科大学院修了の債務整理の超エキスパート。
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