チケット金融について説明したいと思います。

 

チケット金融はスポーツ紙に「金券代は後払いでＯＫ！」という広告で勧誘している業者です。

 

お金を借りたい！と連絡すると

 

「代金は後払いでいいで！」

 

といってチケットを渡してくれ、そのチケットを買い取り業者に転売することで，転売代金の名目でお金を手にできます。

 

そしてチケット金融は後払いの売買代金の名目で元利金を回収します。

 

つまりチケットの売買・転売であって貸金ではないというのが貸す側の言い訳であって、資金を融通するもの（買い取り業者）と回収するもの（チケット金融）が別人である（実際には裏で繋がっているのですが）という形をとることで，出資法を脱法するのです。

 

このチケット金融も家具リースと同様2003年以降の警察の取り締まり強化によって，ほとんど壊滅しました。

 

＊福岡あたりではちらほら復活しているようです。

 

チケットも家具も、独立した売買取引の対象とするに足りる実態に乏しいことから，脱法行為に過ぎないことが暴かれていったのです。

 

そのあとチケット金融の変形版として，金貨の売買・転売という形をとる「金貨ヤミ金」などがあらわれています。

 

チケットよりも流通性が高い金貨が介在するためヤミ金融業者と買い取り業者との繋がりが希薄になり，それによって摘発をまぬがれようとしていると考えられます。

 

闇金相談ならこの法律家が完璧に解決してくれます。

 

ウイズユー司法書士事務所

代表司法書士 奥野正智

大阪司法書士会第2667号

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